yukoku_sayo’s diary

今はほぼsyx。他のことは吐き出したくなった時に。

SSS考察 「雪が眠る時」

SSSの「雪が眠る時」について

この歌は最初と最後で劇中に女禍によって歌われます。この歌の解釈なんですが、
意味が何重にも重なっていて、
分かりにくかったらすいません🙏

まず

「その名を知らない鳥たち、ほの白く立つ朝に解き放ち、その帰路奪ったものだと知りながら」

ここはまさに女禍からみた昌景のことだと思います。
そしてここでいう
帰路を奪ったものとは
飯富源四郎 昌景の親であり、
信玄、勝頼、四天王、武田軍、女禍
なのだとおもいます。
昌景に彼らが背負わせたから、あの結末になったんだろうなと


「雪は白いと貴方はゆう」
ここでいう貴方とは昌景です。
これは女禍様が昌景にむけて歌ったので。
そして昌景は雪は白いというんです、、、
SSSにおける雪とは何重にも意味があると思っていて、その中に
雪=女禍 と 雪=勝頼、選ばれなかった者
があります。
「白い」っていう言葉、ほんとに万能だと思います。

白いとは、罪がない。
昌景は女禍に罪はないと言っているのです。
女禍、あなたには罪はない。と
たぶんこれが女禍様が問うていた罪に対する昌景の答えなのだと思います。

罪を聞いているはずなのに罪はないと
昌景の答えは間違いで、
だからこそあそこで倒れ、
昌景の天下は消えた
のだとおもいます。(そして選ばれなくなった)

白いとは罪がない。
昌景は
勝頼には選ばれたものの天下はない。と
勝頼は女禍には選ばれない。といっています
そう勝頼は選ばれないといっておきながら、
最後には勝頼に天下を取らせたい。と願うのです

ここはもうちょっと語りたいところなのでまた今度に勝頼と昌景についてはまた今度にとっておきますね!


「鬨の声をあげては、くずれてゆく旗の音」
ここも昌景ですね!


「土混じる雪に横たわり」
土混じる雪とは
遠くからみると綺麗だけど、近くからみると汚いもの
の象徴だと思います。
そしてこれは選ばれなかった者の天下で、
最後の昌景そのものだと思いました。


「雪が眠る時、あなたを選んだ。独りが語りという名の波打ち際を、歩くものだけに与えられたもの。」
雪が眠る時とは
親 源四郎を殺した時であり、
女禍様が昌景の前から消える時、
そして
あなたを選んだとは
女禍が昌景を、
昌景が勝頼を、
ということですかね
勝頼と昌景どちらも独りだったのだと思います。
勝頼は偉大な親の子であり、昌景はもっとも天下に近いところにいたからこそ、独りだった。

独りだからこそ
与えられたものがあると、
それは昌景が背負わされた罪であり
昌景が勝頼に背負わせた業であると。


「罪深き美しい景色をすべてみせてほしい」
女禍は昌景にこそ天下をとってほしかったのだと
これをきいているといつも思います。


「雪が眠る時、生まれ落ちた時、愚かさを慰める四季などないから。」
選ばれないものが天下をとりたいと願ったとき、
選ばれなかったものの天下が消えたとき、
つまり
親 源四郎を殺してしまったとき、
武田軍が天下をめざすとき、
勝頼が天下を望んだとき、
そして
昌景が死ぬとき
愚かさ=昌景、勝頼を慰める
武田四天王などはいない。
だからこそ


「歩く者だけに与えられたもの。」
だからこそ独りで天下を取れと
それが昌景の罪であり、勝頼の業であるからと。
女禍様はいっているのではないかと。


「罪深き美しい音を聞きながら眠りたい。」
女禍はいつまでも昌景に天下をとってほしいと願っていて、ほかの者には天下を与えない。
そのために女禍は眠りについた
そう思います。

長くなりすぎました笑笑
また書きます!
ここまで見てくださってありがとうございます!